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テーマを絞った随筆(エッセイ)集です

嗚呼、恐るべしパキスタン航空






 今回の北京行きに利用したエアーラインはパキスタン航空(PIA)。数多いエアーラインから選んだ理由は安 いから・・・だけ。5月予約の時点で往復4万円でした。燃料サーチャージも無料なので、即決めました。
 搭乗は勿論初めてです。それも、そのはずで、PIAの日本乗り入れは成田〜北京〜カラチが週に2回の運航 のみだからです。巷では、「イスラム色の濃いエアーライン!」が印象の第一です。

 では、今回利用したPK853(成田→北京)とPK852(北京→成田)の搭乗リポートを開始します。
 成田の空港第2ターミナルに旧スカイライナーで到着すると、早速電光掲示板に「PK853 遅延」の表示です。 30分遅れの搭乗開始になっていました。機体はB-310です。各席に液晶なんてありません。前方の大スクリー ンのみです。日本に直接乗り入れのエアーラインにしては珍しく、一切の日本語対応が不可能なアテンダント 達です。細かい要求は、要英語力となります。機内のアナウンスも、一切日本語は有り得ませんでした。
 行きのPK853では、残念ながら離陸前のイスラムのお祈りは放送されません(聞こえません)でした。帰路の PK852では、離陸前にシッカリと放送されましたので、その録音を添付してあります。

 機内サービスですが、オシボリとキャンデーの配布は往復ともありませんでした。新聞は希望者に配られまし たが、PK852では催促しないと貰えませんでした。免税品販売のワゴン巡回は、意外にも存在しました。
 噂通り、アルコールのサービスは一切ありませんでした。
 機内食です。一番期待していなかったのですが、これまでのエアーラインで一番口にあいました。手作り風な 調理が気に入りました。写真は上がPK853(ランチ)で下がPK852(ブレックF)です。イスラムの教えに乗って豚 肉はご法度の様子です。特に、PK852の親子(卵と鶏肉)のプレートは美味でした。

 総評です。
 珍しいエアーラインに乗れてラッキーでした。垂直尾翼のデザインはサイケな感じで優れものです。機体のB- 310も今となってはレアです。そして、何といっても空席が目立つ快適さ。窓・通路と、2席を往復とも独占できま した。アラーの神様にお祈りしただけあって、着陸は2回ともスムーズでした。
 




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