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テーマを絞った随筆(エッセイ)集です

夏が来る(大黒摩季) 2003/06/26
 今だかつてこんな名曲が日本歌謡界に存在しただろうか? 残念ながら我が「青春工 房」シリーズにはまだ収録されていません。何故なら94年のヒット曲だから。その当時の私 は29才、青春を振り返るにはまだまだ浅い年月。
 この曲がリリースされたのは1994年、そう、パソコン・ブームの火付け役「Win 95」が世に 出る1年前のことである。▲「何が印象に残っているのか」って問われれば、答えは「その 歌詞さ」。と、単純に答える。
 今ここにその歌の歌詞を掲載しようとすれば、簡単にできるし、話は簡単に済んでしま う。
 今や名シンガーの桑田や宇多田とは違って、大黒嬢の詩は耳から読むことができる。そ れほど歌詞がハッキリと意味を込めて歌われていると言うこと。各自この歌を手に入れて じっくりと聴いてみて下さい。30歳以上の方はわかるはずです、この歌詞の意味。特にい ろいろと人生を知り尽くしたヒトには。
 約10年前のヒット曲でしたが、当時にこの歌の対象年齢の方々もあれから10才も余計に 年取った訳であり、大黒嬢も「夏が来る、そして」を6/25に発売したそうです。私自身、まだ 聴いてはいませんが、この週末にレコード店へ足を運ぶ予定です。新たに続編を作詞した 本人が言うには、「当時のご時世のあの歌詞は、今とは時代がかけ離れてしまっているの で、続編を作った」。と、いうことです。
 既に人生を知った人か、知っていない人か、あなたはそのどちらでしょうか。余談です が、この歌の中で来る夏は、暑いバカンスの夏ではなく、人生の上での夏なのです。両手 広げてやって来る夏に期待しましょう、歳をとることは素敵なことです。




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