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テーマを絞った随筆(エッセイ)集です

異国で唯一の身分証明・パスポート〜後編〜 2003/09/13
 さて、2種類ある日本国のパスポート。中年以降のお年であれば、10年モノがお勧め。 何故なら、若かりし日のお顔写真が以後10年も通用するから。こんな制度の身分証明は 他にはない。因みに、未成年者は若々しい顔立ちの変化も著しい理由からだろうか?申 請は5年モノのみ。10年(5年)有効といっても、実際には残り6ヶ月の有効期間を限定す る入国規定を設ける国がほとんどなので、実際の有効期間は9年6ヶ月(4年6ヶ月)とな るが。
  パスポート一冊のうち、「重要なのは裏表紙のみ」と言っても過言ではない。ここに全て の個人情報が記載される。残りは過去の入出国のスタンプ帳見たいな存在に過ぎない。 私が重視するのはこの個人情報欄の「個人自署」。出きればここをカッコよく英文(ローマ 字筆記体)でサインしてもらいたい。漢字だと、アジアの某国の人間と間違われてしまう。 まして漢字3文字の人は尚更である。因みに、名前に漢字表記をする国は日本、南北朝 鮮、中国そして台湾。10年更新のパスポートでは、ここにサインしたが最後、以後9年半 は自署を変えることが出来ない。この欄の自署は、各国の入出国の際に必要な、「入出 国カード」に記載する自署と一致させなければならない。更に、この入出国の際、万一審 議扱いされれば、手持ちのクレジットカードの筆跡鑑定も行われる。すなわち、パスポー ト、入出国カード、クレジットカードの自署は書式を統一すべきということ。
  たまの海外旅行(出張)であるからこそ、外国の文化に習って自署は英文でスラスラと いきたい。異国情緒もこれだけで数倍違います。私自身、海外に行くようになって、クレジ ットカードの裏書きのサインも英文に変えました。ハンコなんて存在しないお国柄上、英文 サインの筆跡鑑定はみんなプロです。漢字なんかでサインされても、鑑定はまず不可能で しょう。




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