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テーマを絞った随筆(エッセイ)集です

携帯電話のジレンマ 2004/10/31
 直前を走る乗用車が路肩に急停車した。朝の通勤ラッシュの時間帯。こんな場所で停 車されては迷惑極まりない。不謹慎な行動を批判しようと、思い切りクラクションを鳴らして 通過すると、当の運転者は携帯電話中だった。
 なるほど、11月1日からは、運転中の携帯操作は罰金と行政処分が適用されるからか。 しかし、それ以上に駐停車禁止場所での停車も立派な違反ではないか。今後も、益々こ のような事態が予測される。そうでなくても狭い日本の道路、これ以上の渋滞が増えれば 道路の機能が無くなってしまう。
 公共の施設・車両内と同様に、車内の携帯スイッチ・オフを義務づけたらいかがだろう か。「運転中の・・・」などという条件を付けるから複雑になってしまうのだ。
 しかし、そもそも携帯電話は、車載型の移動電話が発展して今日まで普及してきた。「わ ざわざ公衆電話の前に車を停車させなくても電話が出来る」というウリだったのにである。 電車やレストランなどの生活空間での携帯電話が禁止されて、更にマイ・カーでの使用が 制限されれば、いつ携帯を使えばいいのであろうか? 答えは簡単、家でです。




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