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テーマを絞った随筆(エッセイ)集です

嗚呼、スガキヤ(寿がきやラーメン) 2008/08/15
 ほんの10年前までは、近所のスーパー内で簡単に食べられた「寿がきやラーメン」。そ の後、関東から一斉に撤退して、現在では本店近辺の中部地方と東京・高田馬場の一店 舗のみ。その高田馬場店も閉店したらしいです。
 オイラが子供の頃から、30才台半ばまでお世話になったソウルフードです。本格的にメ シを食うには相応しくないのですが、オヤツには丁度良かったです。ラーメン一杯200円台 (ガキの時分は150円)でしたからね。
 今流行の魚貝スープの元祖的な存在です。とにかくアッサリで、後味がいいラーメンで す。麺も、変なラーメン屋より数千倍上で、茹で加減は何時も最高です。
 昔からオーダーしたのはいつも「肉入りラーメン」。特製は生卵入りなので、ラーメンには 不似合いだとガキの時分から思っていました。以下、10年ぶりに食べた「寿がきやラーメ ン」のレポートです。

 サンテラス富士宮店は、身延線・富士宮駅から徒歩20分位でした。店内入り口付近の、 ほんの狭い一角がスガキヤでした。4人用のテーブル10卓くらいのスペースでしょうか。昔 と何ら変わらず、客層の大部分は子連れの母親か中高生の男女です。
 前払いのオーダーで、番号札が引き替えに渡されます。当然、「肉入りラーメン」を注文 しました。チャーシュー麺なのに370円也です。関東から撤退するわけですね。パテント料 にもならない。
 およそ5分くらいで、番号札9番が出来上がったとのアナウンス。昔と同じだ。水とコショ ウはカウンター上でのセルフサービス。コップに氷を2〜3片落として、蛇口にコップを押し つけて給水完了。これも、昔と同じだ。
 プーンとカツブシの香りが漂う。給食スプーンも昔のまま。オイラはコレを使わない主義 なので、お盆の片隅にどけました。麺は相変わらずやや固めでシッカリと統一されていま す。
 トッピングはチャーシュー5枚と、ネギ、メンマのみ。スープも全部飲み干せば結構腹が 一杯になりますよ。本当は、「五目ご飯(現200円。昔は”炊き込みご飯”だった気が・・・)」 も付けたかったけど、この後「富士宮やきそば」の試食も控えていたもので遠慮しました。

 追伸です。肉(チャーシュー)がハムっぽく感じられました。昔はもっとハジの部分に醤油 の味がしみ込んでいた気がします。
 いくら200円台のラーメンでも、静岡県の中央部まで足を伸ばせては足が出てしまいます ね。何かのついでがあった折に赴いてみてはいかがでしょうか。




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