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テーマを絞った随筆(エッセイ)集です

フイルム・カメラ 2022/01/25
 フイルム・カメラは概して巨大ですよね。フイルムをモーターで操るので、そのモーターがデジタル・カメラに比べて余計で重たく、巨大な  んです。写真右が一眼のデジカメですが、中央と左がフイルム式です。左側にはミラーレスの一眼も並べましたが、携帯するにはまだま だ 重たくてデカいです。最前列のコンデジはジーパンのポケットにも入って、携帯性は抜群です。ただ、イメージセンサーに埃が付着すれ ば ゴミ箱行きです。中古で充分です。
 左の「α-7」はかなりの上位機種で、ミノルタでは最高級の「α-9」に次ぐ所有するのが憧れのカメラでした。ただ、使いこなせませんで し た。フイルム式の一眼レフは、ただの箱です。写真の写り自体に大した差はなく、上位機との違いは操作性です。高速連写が可能だっ た り、コマ毎の撮影ログを記録できたりと。
 ただの箱なので、写真の良し悪しはフイルムの良し悪しで決まります。オイラも良く使っていた「ベルビア」とか「エクタクローム」はプロの  カメラマン御用達です。ISOの感度もフイルム毎に決まっているので、デジカメみたいに撮影の度に変えることはできません。ホワイトバラ  ンスだって、フイルム毎に違います。普通は「デイライト」ですが、「タングステン」タイプもあって、蛍光灯下ではデイライトは駄目でしたね  え。つまり、ISO感度も、ホワイトバランスも、フイルム1本毎と言う事で、12枚撮り・24枚撮り・36枚撮りで拘束されてしまいます。




 
 前述のミノルタ「αー7」や「α-9」には足元にも及ばない下位機種の「α507Si」がオイラの長年の相棒でしたが、とにかく巨大です。よく  「軍艦部」なんて呼ばれますが、カメラの上部が全て物理的なダイヤルやボタンなので、そんな機械仕掛けで巨大なんです。Fキーとか、  液晶を見ながら設定を変えるような操作法ではありません。だから、使い勝手が良いんです。手探りでボタンやスイッチ、そしてダイヤル  が操られますからね。

 
 フイルムにはネガとポジがあって、ネガは安くて現像すると赤茶っぽく、プリントすればカラーになるタイプ。一方のポジはカラーがダイレ  クトに焼きつくタイプ。このポジがフイルム・カメラの醍醐味です。デジカメじゃ無縁となった露出合わせにシビアーなんです。ホント、オイラ  もデジカメなんて、Pモードでパシャって撮って終り。面白くないですよね。画像にコラムを付けてHPにアップしているから撮り続けているけ  ど、集合写真を撮ったり、記念写真を撮る時は絶対にポジ・フイルムを使います。発色が違います。あと、現実味のある自然な写りです。
 適正露出の決定法など、またコラム書きます。とにかく奥が深いんです。




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